正しい勉強の仕方なんてあるのでしょうか?
自分に合った勉強の仕方が良いと言われます。
いつもは『社会』の勉強をほとんどせずに定期テストに向かう生徒がいたとします。
今回は頑張って勉強をして点数が上がりました。
これまでは30点程度だったテストが50点になったとします。
彼的には成功です。
20点も点数が上がりました!
勉強方法を見てみました。
なんと、教科書をノートに一言一句写していました。
さて、点数が上がったからこの勉強方法は正しいと言えるのでしょうか?
間違ってはいないけれど、効率の悪い勉強方法です。
時間がかかりすぎるので、ほかの教科の勉強が出来なくなりますよね?
これが資格を取るための試験勉強で、重要な文章(法律等)を一言一句丸暗記しないといけないのであれば、試験まで時間もありますし合格するまで何度でも挑戦できるので、何度も書きなぐればよいです。
次回の試験に勉強が間に合わなくとも、その先に次の機会があるのでそれまでに完成させればよいのです。
高難易度の資格の場合、広く浅く勉強して徐々に理解度を深めていく勉強法は、かえって効率が悪いかもしれません。
定期テストはそうもいきません。
5教科~9教科のそれぞれの狭い範囲を短時間で学ぶので、各教科を出来る限り同じ速度、同じ深さで掘り進めねばなりません。
社会の教科書を丸暗記する必要があるのは憲法ぐらいで、他は単語や単語同士の関りや歴史の流れを押さえていくのが通常です。
学校のワークを完璧にした方が良いと言われるのは、テキストの構成がちゃんとこなせばそれが出来るようになっているからです。
でも、完ぺきにこなして70点ぐらいです。
本当は勉強して成績を上げたい!
というのがほとんどの生徒さんの望みです。
なぜ、勉強しないのでしょう?
その理由の一つに、『どう勉強すればいいのか分からない』ことが挙げられます。
そもそも『自分でも何が分からないのか分からない』のです。
勉強しても、それで身につくか不安だったら、勉強なんてしませんよね。
ダメな勉強法で多いのは、
テスト前日に学校のワークをテスト範囲の一番初めから最後まで一気に解いて、まとめて答え合わせ。
そして、まとめて答え合わせをして、間違ったところも赤ペンでとにかく正答を書き込んでいく。
間違えた個所の見直しなんて、おざなりです。
役に立つか分からないのだから、必要最小限の時間で勉強を終わらせようとします。
塾でせっかく勉強をしてきても、家庭学習の内容がおざなりではもったいないですよね。
なので、自立学習型個別指導塾PALでは学校のワークの使い方も指導します。
テスト勉強も塾の自習スペースを利用して下さい。
非効率な勉強法を見つけたら指導します。