塾の選び方に困っている方は多いと思います。

検索をかけると塾の選び方を説明する記事がたくさん見つかります。

しかし、その記事が本当に正しいのか分かりません。

正しいかどうかの見分け方として、記事の作成者が匿名であるものは信用しないようにしましょう。
Webを利用する際の基本ではありますが。

記事の作成者の所属に注意を向けましょう。
記事の作成者が塾関係者の場合、そのHP自体が自塾に誘導するための仕掛けであることが多いです。
と同時に、ある程度信用できる記事は塾関係者が書いた記事になってしまいます。
内情を知っているので。
塾関係者が中立の立場で記事を書こうと思っても、必ずどこかで傾きます。
それを念頭に記事を読みましょう。
塾の評判に関わるので記事自体に真っ赤なウソはないと思います。

さて、それでは塾の選び方を解説します。

①ご自身の経済力から絞る

経済力に余裕があるのであれば、プロフェッショナル家庭教師や1対1の個別指導でプロ講師を指名してください。
勉強の進め方も全てオーダーメイドでお願いすべきです。
一番間違いが少ないです。

②生徒の成績から絞る

5教科がオール4以上なら、集団授業でもついていけると思います。
集団授業は生徒同士を競争させることで成績が上がると言われます。
『周りが頑張っているから自分も頑張ろう』『あいつには負けたくない。』
そんな気持ちが必要です。

平均点程度だと、集団塾の下位になるのでモチベーションが維持できないかもしれません。
また、平均点程度の生徒の場合、基礎に理解不足を残したまま進級していることが多く、それを解消しないまま放置されている可能性があります。

その場合、かえって成績が下がります。

③生徒の性格から絞る

競争心が強い生徒は集団授業の方が合います。

マイペースな場合自立学習型や個別指導の方が合うと思います。

勉強中に周りの視線が気になるなど、引っ込み思案な生徒の場合、家庭教師1対1の個別指導の方がいいかもしれません。

④口コミで選ぶ

①②③集団塾家庭教師or1対1の個別指導1対2以上の個別指導に分けられたと思います。
※集団塾、1対1以外の生徒は1対2以上の個別指導で探すといいと思います。
お子さんに合うカテゴリーの塾の候補の中から評判をの良い塾を探しましょう。
同世代のお子さんの保護者の方から評判を聞くといいです。
評判を聞く際、その方が満足している点不満足な点は気にしましょう。
塾を探す目的に一致しているかが重要です。

⑤教室長で選ぶ

実際に話をしてみて、『相談しやすそうな教室長か』、『頼りになりそうか』で判断しましょう。
お子さんの成績に一番影響を与えるのは教室長です。
フランチャイズ塾と個人塾の両方に知り合いがいますが、特に個別指導塾の場合、塾のブランドは個々の塾の良し悪しにあまり影響しません。
大手チェーンの集団塾ですら、その校舎の責任者で校舎のカラーが決まります。

⑥自宅からの距離で選ぶ

家で勉強するより塾で勉強した方がはかどるという生徒は多いです。
テスト勉強、受験勉強は塾の自習室を徹底活用しましょう。
そのためには、生徒さんが自力で通える場所にあった方が便利です。
保護者の方が毎回、送迎できるのであれば問題ありませんが、移動時間が長すぎると家族のプライベートの時間が減るのでそこも含めて考えましょう。

⑦授業料で判断する

安い方が良いとは言っていません。
『①ご自身の経済力から絞る』と同じで、ある程度は予算で決まるところもあると思います。

授業料は塾の形態であれば
個別指導 > 集団塾(大手) > 自立型 > 集団塾(個人塾) 
の順に高いです。

個別指導であれば、高い順に
1対1 > 1対2 > 1対3
となります。

 

HPに料金が載っていない塾は多いです。

HPに料金を載せていない理由は2つ
サービス内容やその塾に入って得られる成果で勝負する塾
価格競争をするつもりがない塾です。
良心的な価格提示でも、それより安い塾は探せばあります。
サービス内容や得られる成果で勝負する塾が多いと思います。

②資料請求や問い合わせを貰うため
保護者が一番欲しい情報を隠すことで、保護者から塾にアプローチさせる戦略です。
授業料が地域で一番安いのであれば、宣伝になるのでHPには授業料を記載します。

HPに料金を載せている理由
①価格競争をしたい塾
近隣の塾だと、安く見せている塾しか見当たりません。
まぁ、やむにやまれずそうしている塾がほとんどだと思います。
テスト講習だったり、季節講習だったり、月謝が高く見えてしまうところは伏せてありますね。
(仮に他塾と比較して安くても、それより安い講座を作ることは可能なので、HP上に掲載しない方が良いという判断。
 例えば、『春期講習4コマ無料』と売り出されたら、春期講習(20コマ)の価格を表示すると高く見えてしまう。)

②全てを見てもらった上で検討して欲しい塾
HPに全て必要な情報(サービス内容等)も掲載されており、全て見て貰った上で判断して欲しい塾。
集客の方法として、これが良いと聞いたことはあります。
当塾の近隣にはこのタイプの塾は一つもないので、一番安い塾がどこかはわたしにも分かりません。

 

 

逆にしない方がいい塾の探し方です。

①たくさんの塾の体験授業を受ける。

塾を決める際に体験授業は必要です。
ですが、その数が増えると本人とご家族の負担が大きくなります。
塾もなかなか決まりません。
最終的に塾を1つに絞るのですが、5つの塾で体験授業を受講したのであれば、残りの4つの塾に対してお断りの連絡を入れなければなりません。
1つの塾にお断りの連絡を入れるだけでも結構なストレスです。

せめて2~3個の塾まで絞ってから体験授業を申し込みましょう。

万一、転塾が必要になった場合に、一度体験に行った塾には問い合わせしにくくなります。
いいと思った塾には既に体験に行っているはずなので、転塾先の候補が無くなります。

②たくさん無料資料請求する

塾側は『一番最初に保護者に連絡できた塾へ入塾する確率が一番高い』と考えています。
なので、塾紹介HPからまとめて資料請求すると、その日の内に何件も電話がかかってきます。
そして、何件もの塾の話を聞く必要性が発生し、最悪、その全てで体験授業を申し込むことになります。

では、なぜ『たくさん資料請求した方がいい』と言っている人がいるかというと、資料請求された塾から塾紹介HPへの紹介料が発生するので、塾紹介HPはたくさん資料請求をして貰った方が儲かります。
なので、塾紹介HPの関係者が言っているのだと思われます。

③進学実績で選ぶ

この方法で選ぶのは集団塾を検討する場合に限ります。
中学生の場合、定期テストが400点を超えるような生徒さんなら、進学実績は塾を選択する一つの指標となると思います。
しかし、それ以下の生徒の場合、一度立ち止まって考えてみる必要があります。
その塾に入ることで、高いレベルの高校に入れるようになるのか?

その実績はその生徒を入塾以前より高いレベルの高校に合格させた結果なのでしょうか?

その進学実績は自分の子供に関係あるのでしょうか?

ちなみに当塾の進学実績は逆転合格した実績を掲載しています。
進学先は集団塾に劣るも、同レベルで競い合ったら、うちのが強い!

④進学塾か補習塾か気にする

考えるだけ時間の無駄です。
集団塾がブランディングのために作ろうとした言葉だと思います。
大手チェーン集団塾でも補習はしますし、個別指導塾でも進学のための受験対策はします。