ワイズメソッド from 躍進館

当塾では、躍進館の稲場社長が考案したワイズメソッドを導入しています。

成績の上がらない生徒の行動パターンの一つに、

『間違えた問題を復習しない』

というのがあります。

理由が、おそらく、

①解説を読んだので本人的には理解できたことになっている。

②テキストのページ数が進んだ方が勉強した気になれる。

③解ける問題だけを解いて安心したい。

④解説を読んでも分からないので解けるようにならない。

ってところ。

①は理解できたかどうかの自己チェックが甘い生徒です。

上位層の生徒に解き直さない生徒がいますが、彼らは解説を読んだ後、理解(暗記)できたか自己チェックする独自の方法を持っています。

同じ問題を解いても確認にならないと考えていて、理解度チェックに使えそうな類題を探して解いたりしています。

なので、形だけマネてはいけません。

読むだけ勉強法は楽なだけで、実力はつきにくいです。

②テキストをこなすペースが速いと、勉強が出来ている気がになれるので復習はおざなり。

復習が足りないので、進みすぎて理解不足で問題を解けなくなった辺りで、まずいことをしたことに気付きます。

本人は「どこから分からなくなったのかが分からない」ことが多いので、そこを探るところから始める必要があります。

③数学のテスト勉強で計算帳だけを延々と解いている。

応用題が一問も入っていないんだよ。それ。

つまり、解いている問題が簡単すぎる。

問題の難易度を上げましょう。

④解いている問題が本人にとって難しすぎます。

実力がつかないので、問題の難易度を下げましょう。

で、これらの原因に対処するためには、

どこの単元まで理解できているのか、

どの難易度まで理解できているのか、

復習したのか、

復習の効果はあったのか、

を把握する必要があったので、問題が難易度で分けられているSelfee Winと、学習状況把握のワイズメソッドの組み合わせを選択しました。

ワイズメソッドは、生徒の学習状況を細やかに管理できます。

Selfee Winとの組み合わせによって、

いつ、どの単元の問題の、どの難易度まで演習して、正答率がどれだけで、復習をいつして、その時の正答率がいくらか?

が把握できます。

なので、上述した生徒の問題行動に対処できます。

ワイズメソッドには欠点があって、生徒が宿題で答えを写して来ると簡単に崩壊します。

生徒の理解度が把握できなくなるので当然です。

答えを写して来るとどんな問題が発生するのかか、生徒には口酸っぱく説明します。

毎時間の学習カリキュラムを作成するのですが、正答率の低い単元の問題をカリキュラムに組み込むようにしています。

生徒も、苦手な単元の問題をいつまでも解き続けたくないので、大抵は間違えたその場で理解するように努めるようになります。

解説を読んだだけでは理解が難しい場合には、講師がかみ砕いて解説します。

分からなくなったところから復習します。

分からないところを重点的に復習できます。

まずは、勉強効率の高い勉強方法を体感してもらいます。

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