予想通りと言うか、定員割れの高校が去年より更に増加し、愛知県公立高校の2次募集は昨年度より約1000人増加の2600名となりました。
東郷町近隣の2次募集人員は、
豊明高校(11名)
日進高校(69名)
東郷高校(55名)
衣台高校(31名)
豊田高校(3名)
偏差値50以下で定員割れしなかったのが、三好高校ぐらい。
『勉強しなくても合格できる』と公言し、塾に入らず受験に臨んだ生徒のうわさも聞いていたのですが、結果、努力することなく無事(?)合格したことになります。
彼らはラッキーだったのだろうか?
それは現時点ではわからない。
『入学できる』=『卒業できる』
ではなく
『卒業できる』=『大学進学』or『就職』
でもない。
最悪、落ちこぼれれば中退もあり得る。
高校に進学すると、学ぶ内容がガラッと大きく変わるわけではない。
これまで中学校で学んできた内容が、より広く、より深く、より複雑になるだけだ。
量が増えるので、速度も速くなったと感じるだろう。
なので、高校に進学して生まれ変わっったように勉強が出来るようになることもない。
高校の勉強では、中学卒業時の学力差はそのままハンディキャップとなる。
高校入学はゴールではなく中継地点に過ぎない。
皆そんなことは百も承知だろうが、定員割れすると分かっていれば勉強の手を抜く生徒は多い。
落ちこぼれかけていた生徒を何とか立て直しても、これではやりがいがない。
愛知県では近々大規模な入試改革が実施されるという噂もある。
そこで改善されることを期待しよう。