2025年度版 内申点(通知表)の上げ方 - 副教科編

定期テストの点数が同じであるにもかかわらず、内申点の合計で負けることがあります。
あるいは定期テストの点数が自分より低いのに自分より内申点の高い生徒がいます。

内申点は主要5教科の場合、
・テストの点数
・提出物
・授業態度

副教科は
・実技
・提出物
・授業態度
(・テストの点数)

が大きく影響します。

また、副教科は、主要5教科である程度の成績を取らないと上がりにくいかもしれません。

内申アップ!
副教科の場合


副教科は努力の教科という印象が強いです。

定期テストで5教科の点数が平均前後でも、女の子は主要5科目がALL『3』で副教科に『4』が1~2個貰っている生徒が多く、男の子は主要5科目がALL『3』で副教科に『2』を1~2個貰っている生徒が多い印象です。

学力は同程度でも男の子は内申25-26女の子は内申28-29と合計で2~4程度の差がついてしまいます。

まず、基本的なところで差が出ます。
『提出物は期限内に提出
『感想・反省は空欄の80~100%程度を丁寧に埋めてから提出』
する程度のことはしましょう。

 

副教科は中3になってから頑張っても上がりにくい。

ので、もっと早くから頑張るようにした方がよさそうです。
実技は3年生になってから急に実力が向上する教科ではないので、1・2年生の実績がある程度は反映されると考えた方がよいです。
実際には授業態度や提出物の差も成績には含まれているはずですが、個人感情として1・2年生の頃から頑張っていた生徒によい成績をあげたいとしても不自然はありません。
なので3年生になってから頑張ろうという考え方は捨てましょう。

 

さて、3年生になってから塾に入った生徒の成績の伸びを比べると両極端です。
(※2年生の2学期期末テストが終わった以降に塾に入った生徒を含む)

内申が0~2程度上がる生徒。

内申が5~7上がる生徒。

に分かれます。
内申が3~4上がる生徒が少ないです。

3年生になってから主要5科目の内申が伸びる生徒がいます。
そういった生徒は、副教科も同じように内申を貰えることが多いようです。
結果、内申が5-7程度も上昇します。

 

ここで問題。
ALL『4』以上(つまり内申36以上)の成績を取れる確率は?
(『4』を貰えるのが上位30%とした場合の理論値は?)

 

『4』以上を貰えるのが各教科でおおよそ上位30%。
それが9教科あるので、
0.3Λ9=0.000019683
つまり、約0.002%
10万人に2人しか内申36を超えない計算です。

えっ、そんな馬鹿な!
肌感覚で言うと10人に1人、つまり10%は内申36以上ある気がしませんか?

実際のところ、『数学』が得意な生徒は『理科』も得意であることが多いです。
『国語』が得意な生徒は『英語』と『社会』も得意で『数学』・『理科』もまぁまぁ出来ることも多いので、勉強が得意な生徒に主要5教科はよい成績がつきやすいです。

問題は副教科です。
勉強が得意だと、体育や音楽・美術も得意なのでしょうか?
そんなわけありません。
勉強が得意だと副教科も得意というのは違和感がありますよね。

 

副教科の成績には、主要5教科の結果によるキャップがあるのではないかと思っています。

主要5科目が得意で内申32の生徒と副教科が得意で内申32の生徒がいたとして、同じ高校に進学しても同じように高校生活を送れるのでしょうか?
副教科が得意な生徒の方が苦労することが目に見えますよね。
なので、生徒が分不相応な高校に進学して苦労しないように『配慮』がある気がしています。

 

定期テストで同じ点数の他の生徒に内申を持っていかれないようにするために、
『小テストは満点を取るつもりで準備』

『提出物は期限内に提出
『感想・反省は空欄の80~100%程度を丁寧に埋めてから提出』
する程度のことはしましょう。

逆に提出物に時間をかけすぎて、テストの点数が取れない女子生徒をを見かけることがあります。
期限内に提出できていれば、一般的にはノート点は5点も上下しないようです。
2-3時間かけてノートの評価を1点上げるぐらいなら、その時間勉強してテストの点数を5点上げた方が効率が良いです。
バランスは重要です。

 

また、
1・2年生の間サボっていた生徒には先生は厳しい
ことが多く、1・2年生の間は宿題すらしてこなかった生徒が3年生になって突然真面目になって、提出物は全部出して定期テストの点数も上がっても内申が上がらないことがあります。
3年生になってから頑張ろうという考え方は捨てた方がよい
ように見えます。これは9教科全般にわたってのことです。

 

まとめると、主要5教科の成績はその生徒の学力を表して、副教科はその生徒の1・2年生からの授業態度や努力を端的に表していると考えた方が良さそうです。

副教科の内申をアップしたい場合1・2年生のうちから主要5科目を含めて提出物や授業態度に気を配ることが重要です。

 

内申アップはPALにお任せください。

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