新型コロナウィルスの対応で、オンライン授業をせざるを得なくなった。
結果、どうだったかというと・・・。
やはり、生徒さんによって向き不向きがある。
兄弟が多く騒がしい家庭では不向きだ。
ビックリするぐらい進捗が悪い。
兄弟に邪魔をする意図はないようだが、勉強に集中し辛いようだ。
6/1まではオンライン授業を続けるつもりだったが、この生徒は休業要請期間終了後に早めに対面授業に戻した。
逆にどちらかというとオンライン授業が向いている生徒もいる。
周りに友人がいると、どうしても話しかけずにはいられないタイプの生徒だ。
まぁ、普段から騒がしいタイプの生徒ですね。
オンライン授業では流石に周りを巻き込んでのおしゃべりは勃発しない。
小学生等で、細かく学習内容の指示が必要な生徒も向いていないかもしれない。
勉強の出来と表情を見て、細かくコントロールする必要がある生徒にはオンライン向いていない。
対面授業では、生徒の表情もノートもその場で見える。
どこで何を困っているのか、リアルタイムで読み取れる。
オンライン授業では、リアルタイムで見れるのはどちらか一方だけ。
正直、単位時間当たりに入手できる情報量が少ない。
当塾の場合、生徒の勉強する様子は見えるが、リアルタイムでノートを見ることは出来ない。
当然、ノートも確認しているが、リアルタイムではない。
マル付けごとにノートの写真を送って貰い、理解度を全て記録して次回以降のカリキュラム作成に使用する。
問題があれば、その場で解説もする。
しかし、どうしても介入するタイミングがワンテンポ遅れる。
形だけ見れば、対面授業と同じことが出来るようにしたつもりだが、かゆいところに手が届かない感じだ。
一番、対面授業と違うのは、オンライン授業では説教しにくいことだ。
生徒にテキストをどう使うべきとか、どのように勉強すべきとか、方法論や、精神論を話す機会がほぼなかった。
話を切り出すきっかけがないのだ。
自立学習を謳う塾は、結構ここが肝だ。
分からないところを教えることも、生徒を褒めて伸ばそうとすることも重要。
しかし、成績を上げるために必要な考え方や方法を少しづつ身に着けさせることがどうしても必要だ。
寧ろ、勉強を教えることそのものより重要だと考えている塾の先生もいる。
私もそう思う。