予習と復習、どちらが重要でしょう?
高校受験のシステムによって、答えが変わります。
あと、この話は上位10%以上の生徒も想定していません。
愛知県の場合、塾の授業は『予習型授業』の方がお勧めです。
※ただし、前学年の内容に不安があるなら、勉強が分からなくなったところまで遡って復習させてもらった方がいいです。
理由は
① 愛知県の高校入試は内申点重視
そして、授業態度が内申点に影響します。
『授業中、先生の話を聞いているか?』、『積極席に授業に参加しているか?(挙手しているか?)』等、先生は生徒の授業態度を見ています。
授業についていけないと自然と授業態度が悪くなるため、予備知識を身に着けてから授業に参加した方が良いです。
② 予備知識を身に着けて授業に参加した方が、授業が分かる
授業についていけなくなると、学校で授業に参加する意味がなくなります。
勉強時間は、
学校 >> 塾
なので、学校の授業が分からないのに、塾で補習するのは無理があります。
学校での学習効果を最大化するためにも予習で予備知識を頭に入れる方法が有効だと言われています。
下位の生徒の場合や苦手教科の場合、授業についていけるようになると、自信もつきます。
③ 復習型の授業だと、定期テストに勉強が間に合わない
分かりやすい例を挙げると、『定期テストの前日の学校の授業内容を塾で復習するのは時間的に無理』です。
なぜなら、定期テスト前日はテスト勉強をするため、授業の復習に使う時間がありません。
『復習型の授業だと定期テスト対策の時間が取りにくい』という欠点があります。
予習型の授業の場合、テスト範囲の最後まで進み次第、テスト1週間前、2週間前からテスト対策ができます。
つまり、塾が狙う予習の効果は
① 授業態度の改善と、定期テスト対策による内申点向上
② 授業が理解できることで、自信をつけること
が主となります。
ただし、これらの理屈は愛知県の場合です。
高校入試が当日点偏重で内申点を気にしなくていい地域の場合、復習重視の塾が結果を残しているようです。
塾に通う目的が内申点対策ではなく、受験対策になるので復習中心なのは当然かもしれません。
地域によって、考え方が違います。
結論は、
内申点対策なら予習重視
受験対策なら復習重視