入塾時期と成績の上がり方

入塾した時期によって中学卒業時の成績は大きく変わります。

一般論では『入塾時期は早いほど良い』と言われます。
私もそこは否定しません。
金銭的・時間的に余裕があるのであれば小学生のうちに塾に入れた方が良いです。

塾との相性は当然あって、勉強が得意でないお子さんを集団塾に入れても、成績は伸びませんし、苦手分野が解消されることもありません。
成績が良くて競争心が強いお子さんには集団塾は合うと思います。

また、公立の中高一貫校が増設された現在、勉強が得意なお子さんは中高一貫校を目指せる塾に入れた方が良い結果を得られるかもしれません。
まぁ、増設と言っても公立の中高一貫校の合格倍率は想像を絶しますが・・・。

 

『お子さんがやる気になっったタイミング』で塾に入るのが良いという意見もあります。
これは半分正解かなという感触です。
逆にやる気になったタイミングを逃すと、それほど頑張ってくれません。
塾側からすると、
『【勉強をやる気】は長くは継続しないかもしれないので、【やる気】になったタイミングに一気に仕掛けたい。』
と思います。

『ダイエットと同じ』で、やる気になったタイミングでしか勉強してくれないし、効果を実感できないと継続も出来ません。

半分正解と申し上げましたが、残りの不正解はというと、『3年生になってから勉強を頑張る』と言って塾に入るのを先送りにする生徒です。
3年生になってから頑張るのは当たり前で、3年生になってから頑張っても周りも頑張るので成績は上がりません。

お子さんがやる気になるのを待っていたら、手遅れになるかもしれません。

 

『1回の定期テストで成績(順位)がガクンと落ちた。』
もしくは
『ゆっくりと成績が下がり始めた』
場合、塾を考えましょう。

 

中1のうちに塾に入れば、250点から100点上がって350点ぐらいを望めるところが、中2に入ると230点から70点アップの300点程度まで、3年生に入塾すると200点から50点上がって250点程度までしか望めなくなるという感覚です。

当然、『授業に時間通りに出席』して、『宿題もズルせず』にこなして、『季節講習で基礎の再確認と定着』をして得られる結果なので、お子さんを無理矢理に塾に入れても『やる気がない』状態での入塾となり、望んだ効果は得られないかもしれません。
なので、成績が下がって、本人もヤバいと思っているタイミングは入塾に丁度良いと思います。

 

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