記憶に影響する脳の部位:海馬

勉強では言葉を暗記することが大前提です。

その為には、暗記に関わる脳の部位と特性を知っておきましょう。

記憶は短期記憶長期記憶の大きく2つに分類されます。

例えば、電話帳で電話番号を見て電話をかけたとします。

電話をかけた次の瞬間にはその電話番号は覚えていません。

これが『短期記憶』です。

海馬はこの情報(電話番号)を『重要でない』と判断して、記憶に残しません。

 

例えば、犬にちょっかいを出したら犬に噛まれました。

その瞬間を今も覚えています。

それから、犬が怖くなりました。

これが、『長期記憶』です。

海馬はこの情報(犬に噛まれて痛い目を見た)を『重要だ』と判断して、記憶に残しました。

 

『その出来事を覚えておくか、忘れるか』判断する脳の部位が『海馬』です。

 

生命維持に必要な情報は優先的に記憶されます。

そのため、『犬に噛まれた』とか、けがをした記憶はたったの1回でも強く残ります。

 

『海馬』がその情報が自分にとって重要かどうかを判断する基準が他にもあります。

『その情報の使用頻度』です。

 

繰り返し入出力される情報に対して、『海馬』は重要だと判断して強く記憶に残します。

 

逆に使用して長期間放置されると、『重要でない』と判断されて忘れ去られます。

なので、復習(宿題)は1週間以内にしましょう。

 

 

 

宿題をする意味は、

① 理解できているかどうかを確認する

➁ 理解できていない場合に見直してそれを解消する

③ 覚えたことを脳に定着させる

という意味があります。

 

『学校の宿題をしても意味がない』といった情報をweb上で見かけることがあります。

宿題をしても、

『答え合わせをしない』

『見直しをしない』

のであれば、実際、意味がありません。

 

 

要は、取り組み方で結果が大きく変わるということです。