2年前までは、経済的に余裕があるなら私立、ないなら公立という判断が一般的でした。
2020年4月より、高校無償化の支援金枠が拡大し、私立高校進学でもほぼ全額支援されることになりました。
(続き)
偏差値45-55程度の場合、難関大学を目指すことが難しくなってきます。
2019年の大学進学率は54.67%でした。
単純計算で、中学時代に偏差値57前後だった生徒がが大学進学希望者の真ん中と考えられます。
(偏差値57=上位27%以上に位置するため。)
そのためこの層は中学時代に平均を超えていても、大学進学者希望者の中では真ん中より下になってしまいます。
それでも、努力で上位と戦えるだけの実力を身に着ける人はいくらでもいます。
ですが現実的に大学への進学を考えた場合、内部進学できる大学付属高校、私立大学と太いパイプを持つ私立高校からの指定校推薦を考えた方がよりレベルの高い大学に進学できる可能性が高いと思います。
公立高校から大学進学を考える場合でも、3年間の成績を出来る限り上位で維持し、私立大学への指定校推薦を考えるのが一番良さそうです。
次がAO入試でしょうか。
一般入試で上位とガチンコ勝負は避けられるなら避けた方が賢明です。
進学か就職か迷うのであれば、愛知総合工科高校のような高校から、進学と就職を両睨みするのも良いと思います。
工業高校や商業高校で成績上位を維持し、高卒として一流企業に就職することを手段として考えても良いと思います。
愛知県の場合、トヨタ関連の就職口が多い上、高卒でも他業種より給料が高く、安定しているため、他県の出身者よりはお勧めできます。
高卒でもトヨタ自動車の本体に就職できれば、大卒・一流企業並みの生涯給与が得られます。
トヨタ自動車本体でなくとも、トヨタグループには優良企業が数多くあります。
偏差値45以下程度の場合、勉強が苦痛であるなら、工業高校や商業高校のような専門学科をお勧めします。
その高校で成績上位にいられるのであれば、一流企業に高卒として就職できます。
しかし、高校3年間を漫然として過ごすと、高3になって、進学も就職も出来ないことに気付くでしょう。
大学に進学したい場合、内部進学できる大学付属高校に入学するか、指定校推薦枠をたくさん持っている私立高校を狙いましょう。
この場合、進学先の大学から就職が出来そうかどうかしっかり確認した上で、高校を選択して下さい。
大学を卒業しても就職できないことはありますし、就職できてもブラック企業だったと言うことはザラにあります。
指定校推薦で大学進学する場合、高校3年間の成績が評価されます。定期テストは真剣に臨みましょう。
普通科にせよ、専門学科にせよ、高校卒業後の進路は成績順に決まります。