だいたい皆、数学は大丈夫と言ってくれるようになる。

うちにいる生徒は大体、みんな、『数学は何とかなりそう。』とか、『数学は大丈夫。』とか言ってくれるようになる。

当塾は中学生は英語・数学の受講を必須としている。

どちらか片方だけの受講を認める予定はない。

 

なので、英語と数学のどちらが得意か生徒によってはっきり分かれるのだが、やや数学の方に傾いている気がする。

 

入塾前から『英語の方が得意』と言っている生徒は今でも英語の方が得意なので、どちらが得意かというのは、私の特性より本人の特性に依存している気がする。

 

なので、どちらも得意ではなかった生徒が数学の方が得意になっている気がする。

 

授業では数学の方が解説が長くなりやすいので、私と生徒の接点が増え、自然とそう感じるようになるのかもしれないと考えたが、どうも違うようだ。

 

 

英語は暗記が多い科目だと考えている。

なので、勉強にかけた時間がそのまま点数に反映されやすい。

ただし、勉強する内容は重要だ。

 

英語が苦手な生徒のほとんど全てが、英単語を覚えていない。

なので、英単語を暗記することから始める。

そもそも暗記するための土台が出来ていなかったり、暗記方法に問題があったりするので、暗記のコツから教え始めることになる。

 

英単語を暗記させるだけでいくらか点数が上がる生徒は多い。

逆に英単語をないがしろにする生徒は、英語の点数が上がった試しがない。

 

もう一つ、英語が上がりにくい理由は、英語のテスト範囲が実質的にそれまで習った全範囲になっていることだ。

中1で習った『三単現のs』も『can』も『過去形』も2年になっても3年生になっても出題される。

『テスト範囲でないので問われない』なんてことはない。

なので、英語に苦手意識を感じた辺りから全部を復習しないと英語の点数は上がらない

そのため、英語には紛れが少なく、短時間では上がりにくい。

一方、時間を掛ければ大抵の生徒の成績が上がるのが英語だ。

 

英語が得意な生徒は、当塾に入塾してもずっと英語の方が得意なのも当然だろう。

得意意識があるので、自然と英語に勉強時間を傾けるのだ。

 

 

数学はスモールステップで勉強することになるので、成功体験を積み上げやすい。

1~2か月の比較的短期間の勉強でも上がることがある。

 

なので、英語よりは数学の方が得意になる確率の方が高い。

 

 

しかし、数学は成績が上がらない生徒がいる。

どんな生徒かというと、基礎が出来ていないのに基礎を積み上げない生徒だ。

 

『途中計算式をまともに書けない』『四則演算の優先順位が身についていない』『文字式の計算に問題がある』『方程式の解き方が丸暗記で理屈を理解していない』等々と、その時の定期テストは誤魔化してきても、新しい単元で問題が表面化することがある。

私もそれに気付けば、穴を塞ぐための指導をするのだが、定期テストまでの時間は限られているため、全てを完璧にこなすことは出来ない。

結果、どうなるかというと、『演習効率が下がる』『問題点のすみ分けが困難になる』『テストで計算ミスを連発する』、、、、、と目も当てられない。

 

なので、季節講習で全範囲の見直しは基本必須としている。

英語も数学も復習にしっかり時間を取らないと成績は上がらないというスタンスだ。