2025年 愛知県公立高校入試 50%ボーダーライン

2024年度に実施された愛知県全県模試の追跡調査結果のデータを元に算出しています。

東郷町付近から受験する主な高校の50%ボーダーラインとなります。

東郷町の学習塾:自立学習型個別指導塾PALです。

※取り扱い上の注意点です。

愛知県全県模試の偏差値で比較して下さい。
学校の実力テスト等との比較はNGです。

50%ボーダーライン上の生徒は5分5分で合格するわけではありません。
受験当日まで努力した結果、ボーダーライン上の生徒の50%が合格ラインまで到達するという意味合いです。
人並みに努力しないなら、50%ボーダーライン上にいても合格する確率は0%です。

定員割れする高校 ≠ 卒業できる高校です。
内申ALL2程度の生徒が『東郷高校に進学は出来たが、勉強について行けなくて中退した』という話を時々聞きます。
学力が不十分な場合、定員割れした高校に進学はできても卒業できるとは限りません。
定員割れしそうな高校を志望校にする場合、進学するに適切な学力がどの程度か中学校もしくは塾に相談しましょう。

合格ラインがが大きく低下してきている高校も同様です。
例を挙げると東郷高校・愛知総合工科・愛知商業・名古屋商業はALL3(内申27)前後の生徒が多く集まる高校です。
主要5教科がALL3以上でない生徒さんや英語が苦手な生徒さんは避けることも選択肢に入れた方が良いです。
特に東郷高校は就職の斡旋がほとんどありません。高校卒業後は専門学校か大学進学のほぼ2択になります。

特記事項

・全体として、気を付けねばならないような顕著な変化は見られない年でした。

 

・東郷高校は定員割れしなかったものの、不合格者はごくわずか。
制服の刷新/美術科の創設等の改革で定員割れから脱出した東郷高校。
今年は辛うじて定員割れしなかった様子。
しかし、この状態だと辛うじて合格した生徒は留年・退学になるリスクが高く、合格したことを呪うことになりそう。
個人的には実力が規定に満たない生徒は不合格にする制度にしてもよいと思う。

・愛教大付属高校のボーダーが正常化
昨年度、なぜか定員割れに近い状態に。
一年で元に戻った。

・豊田東高校のボーダーが正常化
こちらも昨年度、定員割れに近い状態に。
一年で復活。

・五条高校が再び(三さび?)定員割れ
スパルタ教育はもう流行らないのだろうか?
それとも立地が問題なのだろうか?
高校中退者の温床になってしまったかもしれない。

 

・愛知高校・進学科のボーダーラインが偏差値52まで下がった。
過去にも同じようなことは発生していて、その時と同様、今年は人気が集中すると予想される。
それでも、進学科は中京/名城よりやや下になると予想。

・中京大中京・名城大付属のボーダーラインがまた上昇
文系大学の中京大学へ内部進学可能な中京大中京と、理系大学である名城大への内部進学が期待できる名城大付属が人気に。
年々、ボーダーラインが上昇している。
理系は楽して進学しても大学在学中にその代償を払うことになるのが一般論になりつつある。
名城大付属からの名城大・理工学部/薬学部へ進学するつもりで名城大付属へ進学することは個人的にはあまりお勧めしない。
(理系志望で名城大付属に進学した場合、結局、一般選抜で国公立を受験することになるだろうとは思う。)

 

 

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