塾に入るベストタイミングは?

いつ塾に入ればいいのか迷いますよね?

ご参考になれば幸いです。

単純に学力向上だけを考えた場合、入塾は早ければ早いほどい良いです。

とある生徒が大学を目指すとして、高校3年生になってから勉強を頑張りは始めた場合と、中学1年生から勉強を頑張り始めた場合、どちらがより難易度の高い大学に合格するのでしょうか?

考えるまでもないですよね。

中学1年から勉強を頑張った方が良い結果を望めます。

成績を上げるには、

『他人が頑張っていないときに自分だけ頑張る』

のがベストです。

『他のご家庭のお子さんはまだ塾に入っていないので、うちもまだいい』

という考え方だと後手に回ることになります。

【小学校低学年】

塾に入るのが早ければ早いほど良いのであれば、小学校1年生から入った方が良いのか?となります。

答えはYESなのですが、どの塾でも良いということにはなりません。

小学校の低学年となると、私の場合、『面倒を見るのが大変だな。』と感じます。

通常、年齢が低い方が料金は安いことが多いのですが、教える側から見て低年齢の方が楽かというとそんな訳ありません。

中学生の場合、自分で塾で何をすべきかが分かるように段取りをしあげれば、あとは質疑応答だけで十分な生徒が多いです。

小学生の低学年なら、手取り足取り次に何をするのか教えないといけません。

『小学校低学年の生徒大歓迎』という塾は少ないと思います。

おまけに将来に大きな影響を及ぼすのも、小学校低学年です。

なので、生徒の将来を見据えて、ポリシーを持って面倒を見て頂ける塾さんが一番良いです

また、塾の代わりに公文、そろばん、英会話なども選択肢に入れて考えても良いと思います。

まぁ、『学童』で社会性を学ぶのが一番いいんじゃね?とも思います。

【小学校5・6年生と英会話】

小学校5年生ぐらいから、英語がお勧めです。

小学校教育で小5から英語が必修化されました。

小学校である程度は英語を勉強しておかないと、中学校に入ってから困ることになります。

英会話と塾では同じ英語でも勉強する内容が違います。

塾は、

学校のテストで点数を取らせる勉強をする

英会話教室は、文字通り、

英語で会話する練習をする

ざっくりと違いを述べると、

学校の教科書に合わせて、『読み』『書き』の反復練習をするのが

学校の授業とは関係なく、『聞く』『話す』の反復練習をするのが英会話教室です。
※英会話教室でも読み書きの練習は出来ます。

大学に入るまでの効果が高いのが塾。

社会人になってからの方が効果が高いのが英会話教室。

ただし、大学入試が「英語4技能化」(読み書き聞く話す)するため、余裕があれば英会話教室には通っておきたいところです。

【中学校】

出来れば中学校に上がる前に塾に入っておくと良いです。

塾側からの視点ですと、

小学校の算数の復習中学校の数学の予習をしておきたい。

英語も中学校に上がる前に小学校の復習をしておきたいところです。

小学生の場合、やる気の有無が分かりにくいので、勉強が苦手でないなら集団塾に入れてしまってもよいと思います。

中学校に上がって、主要5教科がALL4も取れないようなら、個別指導塾に移動するなりの手段を考えるのが良さそう。

勉強が苦手だったり、明らかに苦手分野がある場合は小学生でも個別指導塾の方が良いです。

中学校に上がって危機感を感じていない生徒を集団塾に入れても、遊んで帰ってくるだけです。

塾側も迷惑ですし、そういった生徒の入塾を望んでいないと思うので集団塾は避けましょう。

それほど勉強に対するモチベーションの高くない生徒の場合、定期テストで失敗して危機感を感じるようになったときが塾に入る最適なタイミングです。

お子さんが塾に入りたいと言い出した場合、経済的に問題ないなら塾に入れましょう。

やる気のある生徒と、やる気のない生徒では伸び幅が違います。

塾探しを先延ばしにして、お子さんがモチベーションを喪失した後に塾に入れても、成績は大して伸びないかもしてません。

御両親が危機感を感じているにもかかわらず、お子さんの方がのんびりしている、あるいは勉強をしたがらない場合、取り合えず塾の体験授業を入れてみましょう。

勉強に対する自信を喪失している場合、やる気になるのを待っていても時間の無駄になります。

塾の体験授業で『勉強すれば自分でも勉強が出来る』ことを認識すると、勉強に打ち込めるようになることがあります。

また、のんびりしている生徒の場合、塾にペースを握ってもらった方が成績は良くなることが多いです。

やる気になるのを待っていても、ずっとそのままです。

さて、最後に

勉強を嫌がるお子さんを無理矢理お子さんを塾に入れても時間とお金の無駄です。

体験授業を受けても勉強を嫌がる様子が変わらないなら、時期を改めるか他の塾を探しましょう。