夏休み明けの実力テストの結果が出ました。
テスト範囲はこれまでの全範囲なので、夏期講習の努力の結果が反映されそうです。
え?、いや、まだ夏期講習の効果は出ないはずなんだけど・・・。
夏期講習とは言え、今年はたかだか2週間しか勉強していないので、ほとんど結果が出ないだろうと考えていました。
誤解がないように伝えると、中3で夏期講習を受講した生徒と受講しない生徒では偏差値5程度の差がつきます。
偏差値が5上がるわけではありません。
夏期講習を受講し完了すると、偏差値が2-3上がって、夏期講習を受講せず勉強しないと偏差値が2-3下がる感じです。
勉強している生徒と勉強していない生徒の差が広がるイメージです。
今年の場合、コロナの影響で夏休みが短縮されて、現時点では差が出るだけの十分な勉強量が確保されていません。
まぁ、勉強時間が一番少ない生徒でも100時間は勉強しているのですが、その程度では結果には反映されないだろうと。
多くの生徒は成績が下がってから塾を探します。
うちの場合、塾を開業して1年しか経っていないので、今の中3は入塾直前までに一定期間の低迷期があります。全員ね。
テスト範囲の狭い定期テストでは短期間で成績を上げられても、実力テストのような広範囲のテストで成績を上げることは難しいのです。
低迷期間が長い生徒ほど、成績はその低迷期の実力に引っ張られます。
1,2年生で成績の悪かった生徒は、3年生で成績を上げても実力テストでは結果を出せません。
『実力テストの結果どうだった?』
生徒の返答を待ち構えてこう言うことにしていました。
『100時間程度の勉強量では、成績は変わらないっていうことだね。
あと半年あるから、着実に積み上げていこう!』
したらよ、
『先生、順位が上がったよ。』
『夏期講習の効果あったよ。』
だってさ。
夏休み直前に駆け込みで入塾した生徒が3人とも順位を上げてきました。
3人とも1学期期末テストから5位ないし6位上げています。(諸中3年71人中。)
17位 ⇒ 12位
19位 ⇒ 14位
26位 ⇒ 20位
諸輪中の1学年の生徒数を考えると、大躍進と言えます。
う~ん?どうしてこうなった?
生徒を褒めるしかあるまい。