『やる気スイッチ』なんてものは『ない』らしい。

<ビリギャル著者・坪田信貴先生、オンライン講演会『生徒のやる気を圧倒的に引き出す方法』>を視聴させて頂きました。

個別教育フォレストの安多秀司先生が企画された講演会です。

安多先生、ありがとうございました。

 

講演の中で、『やる気スイッチ』にも触れていました。

結論から言うと、『そんな都合の良いものはない』そうです。

 

また、地頭の良い子の成績が伸びるのではなく。

勉強を頑張って成績が伸びると『地頭が良い』と言われるようになるそうです。

地頭が良いかどうかなんて、気にするだけ無駄のようです。

 

ちなみに、この坪田先生はビリギャルだけでなく、これまで何十人もの勉強のできない生徒を見事に更生させてきた先生です。

そのほとんどの生徒の『やる気』に火をつけてきた先生だけに説得力があります。

 

それでは『やる気』とはなんでしょうか?

この2つがあれば『やる気』が継続するそうです。

 

① 動機

『成績が下がったので何とかしなくてはならない。』

『志望校に合格したい。』

『ライバルに勝ちたい。』

勉強をしなくてはならない理由。

 

② フィードバック

人は実際に成長したことを感じ取れないと継続できない。

そのため、周りの人からの(中立的な)フィードバックが必要。

 

※フィードバックする際にしてはいけないこと

主観が入ったフィードバック。

褒めることもNG。

褒めると短期的には伸びるが、褒める人(大抵は講師)に精神的に依存するようになるため、主観が入ったフィードバックはNG。

客観的事実のみを伝えるようにするべき。

 

 

補足:

コーチングを勉強した際に、承認する場合は『Iメッセージ』が良いと学んだのですが、それとバッティングする話になります。

 

 

上述以外の特記事項:

解説をする際、出来る限り生徒の顔を見ながら話すことを心がけると良い。

カリスマ講師と呼ばれる人は、解説時間中の60%の時間、生徒の顔を見て話している。

普通の講師は意識して顔を見て話しているつもりでも、自分の手元を見て話をしている時間がほとんどで、5~8%ほどの時間しか生徒の顔を見ていない。