諸中、東中の3年生よ現実を噛みしめて勉強せよ

今、手元に諸輪中、東郷中、日進東中3年の実力テストの結果がある。

幸いなことに、全員が入塾前よりは良い結果だった。

 

テストは水物なので成績が下がることもある。

しかし、全員の成績が向上しているのであれば、少なくとも塾でのこれまでの努力は無駄ではなかったと言える。

よく頑張った。

そこは褒めよう。

 

しかし、以前から囁かれていた大きな問題が浮き彫りとなった。
(まぁ、中学校側や大手塾では以前から把握していると思うが。)

 

実力テスト平均点

  国語 社会 数学 理科 英語 合計
日進東中 57.1 53.6 59.9 57.1 58.3 286.0
東郷中 50.0 46.2 49.1 48.5 48.6 242.3
諸輪中 49.2 42.2 51.9 48.4 49.9 241.6

※テスト問題は同じ。

 

諸中、東中は日東中より5教科合計が45点も低い。

ざっくり計算だと、偏差値が5程度低いことになる。

 

愛知県全県模試の結果を見てショックを受けている生徒も多いがそれも当然。

諸中、東中生は学校の定期テストより偏差値が10程度も下がることになる。

(全県模試は、上位層の受講率が高く低位層の受講率が低いため偏差値が5程度低めに出る。)

 

定期テストの学内偏差値を基準に志望校を考えていた諸中・東中の生徒は、一度考えよう。

このままの勉強でよいのか?

 

諸中、東中の場合、天白高校を受験するなら学内偏差値60では足りない。

愛知県全県模試なら偏差値50相当に過ぎない。

12月に実施される第5回愛知県全県模試で偏差値55は欲しい。

 

逆算すると、学内偏差値65が必要になる。

定期テストで400点を超えておきたいところだ。

 

 

うちの塾の勉強量を聞いて、多すぎると言う生徒がいるらしい。

そんな勉強量をやらされる塾には入りたくないと。

 

いや、それは勘違いだ。

諸中、東中のレベルが低いと言われるのは、そこにいる人のレベルが低いのではない。

単に勉強をしていないだけだ。

 

昔、「赤信号みんなで渡れば怖くない」という言葉が流行した。

諸中、東中の現状はまさにその状態に見える。

「皆そんなに勉強していないから、自分も勉強しなくても大丈夫だ。」

そう思いたいのだろう。

 

間違った意見が多数派を占めて、その地域でだけその意見がまかり通ることもある。

 

『みんな、そんなに勉強していないよ。』

そう信じているのかもしれないが、それはあなたの周りの人間だけだ。

 

実力テストの結果が、事実を物語っている。

『今年の諸中、東中の3年生は他の地域ほど勉強してこなかった。』

 

これまでを嘆いても仕方ない。

これからの半年が重要だ。