実は、学校の先生や塾の先生が同じことを言っても生徒さんには理解してもらえません。
『成績が良い方が将来の選択肢が広がるよ。』って常套文句のように言っていました。
いまも、少し言葉を変えて、同じようなことを言っています。
でも、
『分かった、じゃあ先生、これから頑張るよ!』
って言ってくれた生徒は一人もいません。
何故でしょう?
私たち大人も子供の頃にきっと同じことを言われているはずなんです。
でも、言われた記憶ないですよね?
この言葉、子供の心に響かないんです。
だって、未来なんて見たことがないから、全く共感できないのです。
別になりたい職業もないのに選択肢が広がると言われても・・・?
今ある選択肢がどれだけで、勉強を頑張ると選択肢がどれだけ広がるのよ?
選択肢が広がったとして、私のなりたい職業はその中に含まれているの?
ってなるんですよね。
今現在、就きたいと考えていない職業のために努力しろって何なのよ?って。
だから、塾の先生は生徒に
『将来なりたい職業は何ですか?』
って聞く。
なりたい職業があれば、その目標のためには努力が出来るから。
だから、生徒には将来なりたい職業を探してほしい。
それが、きっと一番、本人のためになるから。
まぁ、それはそれでピンとこないって話になるのか?