前回、マズローの欲求5段階説から、『勉強しなさい!』という言葉を使ってはいけない理由を説明しました。
では、代わりに何をすればいいのかを説明します。
以下で取り上げるのは、後述する書籍からおよそ、大半の保護者の方の納得がいきそうな方法です。
『勉強しない原因から遠ざける』
主にスマホやゲームが対象になると思います。
ただし、スマホやゲームをお子さんから取り上げても効果はないです。
マンガやカードゲーム、他の娯楽を見つけるだけです。
なので、お子さんと問題点を共有し生活ルールを決めます。
まず、ご両親が何を問題と考えているか、どうしていきたいのかをしっかりお子さんと話し合ってください。
ルールを一方的に強制すると、形だけになって効果がありません。
ルールを決めるのは、保護者ではなくお子さん自身です。
そしてルールにはペナルティを入れてください。
このペナルティが実行されない場合も、効果はありません。
(ルールを守る意味がなくなるので。)
たとえば、『スマホの使用時間を1日1時間以内にする。』
出来なかったら、
・1週間スマホは使わない
・1ヶ月、会話機能以外は使用しない
・1日1時間は必ず勉強する
等々です。
ペナルティは1つでいいです。
『1日1時間は必ず勉強する』というペナルティの場合、そのペナルティを達成した場合はご必ず褒美をあげてください。
(その他の場合でも、継続的に努力したことに対してはご褒美をあげる。)
努力したことに対してご褒美をあげたことは本人にしっかり伝えてください。
ご両親が努力したことに対して評価することを伝えることは重要です。
子供の内は、結果より努力を評価してあげましょう。
詳しく知りたい方は、
このあたりが、今回の話で参考にさせて頂いた本です。