現中学2年生の代から高校入試が変わります。
変更規模は小さいと思います。
【変更点】
① 学力検査
一般選抜の学力検査の回数が2回から1回になります。
※2校出願できることは今まで通り。
複合選抜は変更なしなので、合理化されたと考えます。
まぁ、私も2回試験をする必要はないと思います。
② 推薦選抜
推薦選抜はこれまでよりも早い時期に実施されます。
推薦選抜は面接のみで筆記試験がありません。
(現在は推薦選抜は一般選抜と同日に実施されるため、推薦選抜の場合も筆記試験が必須でした。)
推薦入試の合否は一般入試の出願前に発表されるようです。
また、中学校の推薦書を必要としない特色選抜も推薦選抜と同時に実施されるようなニュアンスで書かれています。
個人的な印象としては、推薦入試は改悪です。
推薦合格者の学力が低いことを懸念して、現在の入試制度に変更されたと認識しています。
(推薦合格者は合格後に入学式まで勉強しないため、入学時の学力で一般選抜合格者から水をあけられているので。)
特色選抜を導入した結果、それに合わせて推薦選抜の仕組みを以前の形態に巻き戻すことになったのでしょうか?
それとも、推薦合格者の学力が低いのは、試験日程が原因ではないことが判明したのでしょうか?
今回のこの判断に至った経緯が気になるところです。
③ 面接
一般選抜で面接を実施するかどうかは、高校ごとに決定します。
人によってはここで面接する機会がないと、面接をして貰える機会がバイト面接、あるいは入社試験までなくなります。
個人的には、高校入試で面接必須なのは非常に良いことだと思っていました。
学校でプレゼンテーションを練習する機会が増えるのであれば、高校入試での面接は必須ではないか。
【その他】
●外国人生徒等選抜
一般選抜と同じ日に実施していた外国人生徒等選抜は、一般選抜よりも早い時期に実施されます。
外国人生徒等選抜の合格者発表は、一般選抜の出願時期よりも前となります。
これまでは、一般選抜を受験後、翌日の面接と同日中に外国人選抜(3科目で合わせて1時間ぐらいの試験)を受験していたようです。
で、外国人選抜を不合格だと一般選抜で再判定という無茶。
現行の愛知県高校入試で一番しわが寄っているのは、『外国人生徒等選抜』のように見えます。
それが改善されました。
愛知県高等学校教育課HP
今回は受験対策に直接影響するような変更はありませんでした。
学習塾の一番の関心は、
『定員割れにどう対策がされるのか?』
です。
今後、高校入試の合格者定員に要注目です。