授業中に川のせせらぎや森の中の風の音、海辺の波の音を流していました。
メリットは他の生徒が立てる物音で集中力が途切れるのを防ぐことです。
『無音空間と音楽が流れる空間でどちらが集中力が増すのか?』
といった議論があるようですが、PALでは集中力を途切らせないことが重要と考えます。
そのための手段として、川のせせらぎ等の自然音を流していました。
最大の効果は、授業中の生徒同士の雑談を防ぐことです。
大きな声で話をしないと雑談が出来ないので、授業中の雑談は流石にためらうようです。
個別指導や自立学習系の塾だと仲のいい生徒同士でちょっとしたことを話したくなることがあります。
『先生、寝ぐせひどくね?』とか、たわいないことを話します。
それに気付いたら、どうしても誰かに話さずにはいれないのです。
講師にコントロールされた講師-生徒間の声の掛け合いはいいと思いますが、生徒同士の掛け合いは他の生徒にとって雑音にしかなりません。
他の生徒が集中しているところに声をかけるので、他の生徒の授業妨害にもなります。
この雑談の芽をつぶします。
あと、講師が生徒に解説する声も意外と邪魔です。
その声が周りに響きにくくなる効果もあります。
と、メリットが非常に大きいはずなんですが、しばらく自然音を流すのをやめます。
なぜなら、塾を立ち上げたばかりで生徒の人数が少ない状況だと、生徒の独り言がめっちゃ増えることが判明。
なぜかよく分からないんですが、生徒全員が授業中に独り言をいうんだよね。
問題を音読し始めたりね。
集中しているせいで無意識に音読するんだろうなと思う。
問題の主旨を理解できない場合に、問題を音読することは確かに効果があるんだ。
でも、授業中はやめてくれ。
それは他の生徒にとって雑音にしかならない。
なんでこんな状況になってしまったんだろうと頭を悩ませた。
あんなに効果てきめんだったのに。
で、自然音を流すのをやめた。
独り言が減った。
うん、こいつのせいだね。