AIとは「人工的に人間の知能を模倣するための概念および技術」と覚えておくとよいらしい。
以前、2つの学習用AIを紹介しましたが、他にも学習用AIを名乗るアプリをいくつか散見します。
AIの意味を上述のようにとらえた場合、学習用AIを名乗れるアプリは広くに渡るようだ。
正直、性能はピンキリ。学習用AIと名がつけば、人より優秀というわけでもない。
私の期待する学習用AIは、簡単に言えば、優秀な講師の代わりに生徒をWatchingして、問題を間違った場合には過去の間違いの傾向から、その時に最も適切と判断された解説をし、適切なカリキュラムを適宜提示してくれるアプリ。
人間の講師では四六時中、生徒を見ているわけにはいかないから、その点でAIは有利と認識している。
1対1の個別指導を24時間してもらえるわけだ。
個別指導のデメリットは人件費が高いことと、優秀な講師を揃えることが困難な点だ。
個別指導の場合、講師は大半が学生だ。
学生講師は最初から優秀なわけではない。せっかく育てても、4年で卒業してしまう。
人件費もばかにならない。
学習用AIはその2つの問題が解決できる。
(費用がバカ高い学習用AIもあります。)
24時間リアルタイムでカリキュラムを変更していくことも人間には難しい。
塾に来ている時間ならまだしも、それ以外の時間までは責任をもって面倒は見れない。
弱点もあった。
人であれば、生徒が計算をどこでどう間違えたか確認することで、理解不足の領域を最短で特定できることがある。
AIにはそれは無理だろう。
AIには計算の過程までは認識できないのだから。
だが、新型コロナウィルス騒動で、人が有利だった点もなくなった。
オンライン授業に移行することで、生徒のノートをリアルタイムで見ることが難しくなった。
アタマプラスやQubena側の宣伝内容が確かなら、すでに人では太刀打ちできない領域にある気がする。
一つ問題を挙げるなら、学習用AIは勉強に対して前向きな生徒にしか使えないかもしれない。
勉強が嫌いだったり、勉強が苦手な生徒の場合、ご家庭に学習用AIを導入しても勉強するようになるとは考えにくい。
結局、子供を塾に足を運ばせることになるだろう。
生徒によっては机に向かわせることが、一番の大仕事になることもある。
AIが主流になったとしても、人にしかできない領域は残るはずだ。