勉強の仕方はどう学ぶのか?

『勉強の仕方』を教えてもらったことはありますか?

ほとんどの方は、『覚えがない』と答えるのではないでしょうか?

 

私の場合も、YesともNoとも言えません。

少なくとも、塾や学校の先生に教えてもらったことはありません。

 

私が中学生の頃、中学校は問題集をあまり配布していなかったと記憶しています。

数学はあったと記憶していますが、他の主要5教科(国理社英)はなかったと思います。

そのため、理科・社会の勉強は教科書の重要語句をチェックペンで塗って、暗記の反復をしていました。

テスト前日は、ミスが0個になるまでは執拗に繰り返していました。
(それで取れる点数は90点ぐらいまでです。)

 

中1の最初の頃の私は、テスト勉強で何をすればいいのか全く分からなかったと思います。

 

問題集も買ったことがあります。

いきなり問題を解いてみたら、手も足も出ずボロボロで、まず暗記しないとダメじゃんとなって、教科書を暗記し直してから問題集を解いたら、今度は逆に簡単すぎて使えないじゃんってなったり・・・。
(その問題集が私に合わなかった・・・。)

結構、試行錯誤してたどり着いたのが結局、教科書の暗記だったと思います。

 

※私はテキストの運がなかったですが、自分に合った問題集を見つけると学力が飛躍的に上がることもあります。

 

『英単語・英熟語を暗記してからでないと、問題集を解く意味ないよね。』ということに気付いたのも、中1の最初の方だと思います。

勉強の順序は結構大事で、1~2時間勉強して思ったような効果が得られず、失敗したなと感じたことが何十回とあったと思います。

 

数学で問題が解けなかった場合に、前提となる知識が不足していると、どんなに頑張っても時間の無駄であること。

前提となる知識をやっつけで覚えても、すぐに忘れて問題が解けなくなるので、前提となる知識は徹底的に身に着ける必要があること。

これらも、自分で痛い目にあって身に着けました。

 

つまり、

『勉強方法の学び方①』

自分で試行錯誤する。

 

塾で手取り足取り勉強を教えてもらってきた生徒は、高校に進学してから脆いと言われています。

塾ですることは2つの内のどちらかで、

① 圧倒的な物量で押す。(集団塾)

② やり直しが発生しにくいように最短距離で進める。(個別指導)

です。

どちらも自学力が身につきにくいので、大学受験で困った状況に陥りやすいです。

私自身も典型例の一つだったと思います。

 

高校に上がり、見事に落ちこぼれた私はそのまま特に変化なく高校3年生へと進学しました。

高3になって『いざ受験勉強!!』となったのですが、どこから手をつければいいのか分かりません。

そこで学年順位1桁台のクラスメートU山君に『勉強どうやってる?』と聞いたところ、快く彼の勉強法を教えてくれました。

 

『勉強方法の学び方②』

出来る友人のマネをする。

 

しかし、数学については彼の使用しているテキストが私には難しすぎてマネ出来ませんでした。

困った私は当時の担任で数学教師のA倉先生にテキストを紹介してもらいました。

 

『勉強方法の学び方③』

先生を頼る。

 

今どきは、塾の先生の方がテキストには詳しいかもしれません。

塾専用テキストもあります。

 

『勉強方法の学び方④』

本を読む。

 

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重要なのは

① 前提となる基礎知識(語彙力・計算力・読解力等)を鍛える

② 自分に合うテキストを正しく使う

 

まず、学校の授業を最大限に活用すべきです。

ですが、語彙力や計算力等、反復が必要なものについては、学校でも塾でも対応できないことがほとんど。

学校も塾も、反復が必要なものは宿題で対応した方が合理的と考えるせいでしょう。

個人差もあるしね。

学校や塾の授業ではあまり時間を取りたくありません。

 

まぁ、私は塾でバンバンやらせるけどね。

基礎力向上をカリキュラムに取り入れているので。

 

基礎知識を身に着けることを優先すると、勉強って意外なほど捗ります。

私も大学受験では知識を身に着ける勉強と、実践的な演習は完全に分けて勉強していました。

基礎が足りない教科は基礎知識を身に着けることに重点を置き、基礎が出来ている教科は実践的な問題集を解く。

例えば、私が得意とした数学でも、『苦手だな~?』と感じた単元では基礎に立ち返って再確認してから、実践的な問題を解く。

 

基礎知識が足りない場合、実践的な演習をしても効率が悪いか、時間の無駄が多くなります。