英語の勉強をするにあたって、英単語の暗記はどれだけ有効でしょうか?
テストで英単語なんて大して出題されないのでは?そんな疑問もあります。
さて、次の文章はドイツ語で書かれています。
どんな意味でしょうか?
文法は英語とほぼ同じです。
『Sie lernen Deutsch.』
答え:あなたはドイツ語を学びます。
Sie:あなたは
lerne(lernen):学ぶ
Deutsch:ドイツ語
単語が分かれば、文法が英語と似通っているので何とか意味を理解できます。
逆に言うと、単語の意味が分からないと、文法が理解できても何と書いてあるのか分かりません。
まるで、暗号文です。
このように英単語を暗記できていない生徒には、英文がまるで暗号のように見えています。
愛知県の高校入試では、長文読解問題が中心です。
1文に分からない単語が1つあるだけで、その文の意味が分かりにくくなります。
1文に分からない単語が2つあれば、その文の意味はもう分かりません。
長文の中に5つも分からない単語があれば、その問題は絶望的です。
なので、長期的な視野に立って、英単語を暗記していく必要があります。
もう一つ理由があります。
英単語が暗記できていないと、授業を真面目に受けても内容が理解できません。
当然です。
教科書が暗号文に化けてしまっているのですから。
理想を言うと、学校の授業を受ける際、教科書で使用されている英単語は事前に全て暗記して欲しいです。
実際、英単語・熟語を暗記できていないけど英語は90点取れるなんて生徒は見たことも聞いたこともないです。
なので、語学においては単語の暗記は必須です。
【英単語の暗記方法】
① 英単語の読みから単語の綴り(つづり)をある程度予想できるようにする。
ヘボン式のローマ字を暗記でいていれば十分ですが、フォニックスを勉強して単語の綴りと読み方の関係性を把握しておくと暗記が一層楽になります。
② 英単語の意味と読み方を覚える。
③ 日本語から英単語の綴りが書けるようにする。
の順番です。
基本、②③は一回では無理なので反復が必要です。
また、1日だけ頑張っても忘れるので、日にちを置いて反復しましょう。
『1日の間に何度も反復して、別の日に再確認』です。
じっくり、1単語ずつじっくり取り組むのではなく、10個以上の単語を素早く反復の方が効果があります。