ノート(板書)を取るのが下手な男の子が多いです。
上手に取れるようにするには、どうしたらいいのでしょう?
ごめんなさい。すっぱりあきらめた方がいいかもしれません。
ただし、授業用ノート(板書)についてだけの話です。
私も授業用ノート(板書)をとることが苦手でした。
人生を見返すと、最初の授業から最後の授業まで学期間を通じて継続して板書したことは大学の講義で1回しかありません。
小中高はもっとひどく、最後までノートを取ったことは一度もありません、12年間で。
どのノートを見ても最初の1ページの半分だけ文字で埋まっていて、2ページ目以降はすべて白紙。
中学生女子の方が私よりノートの取り方はずっと上手です。
インターネットや書籍を調べていくと、女子の方が授業用ノートが上手なことには理由があることが分かりました。
それは、『女性の方が脳梁が太い』ということ。
脳梁は左脳と右脳の間にあり、その両者の情報のやり取りをする部位です。
女性の方が脳梁が太いので、ながら作業が得意です。
例えば、テレビを聞きながら、料理に洗濯。
女性は当たり前のようにされていると思います。
女性は授業を聞きながら、ノートを取ることも当たり前のように出来るようです。
※個人差はあります。
かたや、男性はというと、ながら作業が苦手です。
具体的な話をすると私の場合、ノートを書いている間、人の話がほとんど聞こえなくなります。
※個人差はあります。
授業中にノートに書き留めている間、先生が何かを話していることは認識できますが、話の内容はほとんど認識できません。
先生の話を理解しようと耳に意識を集中すると、今度は書く手が止まります。
つまり、授業を聞くか、ノートを取るかの二者択一になるのです。
両方を選択した場合、ひどいノートが出来上がります。授業も中途半端にしか理解できていません。
板書に集中すると授業は理解できず、授業に集中するとノートは白紙になります。
毎年のように
「今年こそは最後までノートを取ってみせるぞ!」
と最初は意気込むのですが、やはり毎年のように最初の1ページのさらにその半分しか埋まらないノートが増産されます。
授業中に、ノートを取るより授業を聞いた方がいいと判断するようです。
お母様に知ってほしいことは、男の子の場合、授業用ノート(板書)をきれいに取ることをお子様に期待しても、時間の無駄かもしれないことです。
出来る子もいます。個人差なので。
多くの男の子にはきれいなノート(板書)は期待するだけ無駄です。
それに、デメリットしかないわけではありません。
音に集中力をかき乱されることがないので、1つのことに没頭しやすいというメリットがあります。
見覚えがある光景でしょ、わき目もふらず自分だけの世界に没頭して何かに打ち込む男の子の姿。
私と同じように「ながら作業」が出来ないタイプの人は技術者にが多かった気がします。
大事な話を聞くときには手元を見ずにメモを取る。
そして、自席に戻ってからそのメモを解読するw。
話が途切れた一瞬を利用して、重要なキーワードをメモに書き込んでいます。
ノートを使うのは授業中だけではありません。
おいおい、ほかのノートも含めて解説します。
取り合えず、参考になる本を紹介します。
【余談】
最近はプリント中心の授業をする先生も増えているみたいです。
おかげで、板書の時間が減り、ノートで悩まされる生徒も減ったようです。
おそらく、板書する時間を削って講義の時間を増やし、授業1時間当たりの情報量を増やすことが目的だと思います。
もしかしたら板書できない男の子の救済処置として考えているのかもしれません。