成績が上がらないとか、自学力は身につかないとか色々言っている人がいるけど、本当はどうなの?って話
で、自立型個別指導の名前の由来ってなんでしょう?
ほとんどの場合、単に検索で引っ掛かりやすいパワーワードを塾名に取り入れたっていうのが真実だと思います。
個人塾の場合、低位層~中位層の生徒の成績を本気で上げたいと思うと、
『生徒一人一人にあった勉強をさせてあげたい。』
という思いが募ります。
これって個別指導なんですよね。
で、低位層~中位層の生徒は勉強時間が少ないことが多い。
なので勉強時間を確保したい。
と考えると、できる限り勉強時間を確保できる方法を探ることになります。
そうすると、手段は2つ。
①来放題の塾にする。
②自学できるように勉強方法を指導していく。
弊塾も中3の夏休み以降は実質的に来放題のコース選択をしてもらうことになると思います。
問題点は来放題にした場合も、自学力が育っていなければ学習効果が薄いこと。
そのため②『勉強方法』が重要になります。
この勉強方法の獲得方法は主に2つです。
(1) 講師が生徒に指導すること。
(2) 周りの生徒のマネをすること。
塾なので効果的な勉強方法を生徒に伝えるのは当然です。
ですが、勉強方法については、人によって最適な方法が異なるという実態があります。
そのため、生徒自身が試行錯誤して自分に合った方法を見つけていくことも重要です。
(2)周りの生徒のマネをすることも効果が高いです。
これは、学校や学年によって宿題や提出物が異なっているので、自分一人で試行錯誤して最適解を目指すより、周りの生徒の成功例を真似した方が勉強方法の正解にたどり着くまで無駄が少ないことが理由の一つかなと思います。
あとは、他の生徒が成功した勉強方法なら迷いなくその勉強方法を実践できることが理由として挙げられます。
この方法で成績を上げるのは番匠塾が代表例でしょうか。
この番匠先生も尊敬している先生です。
学習塾というより中学生向け自己啓発セミナーみたいな塾です。
勉強も自己啓発の一手段のようにみえます。
魅力的な大人に成長するために、教養を獲得することや、そのために努力することそのものの重要性を説いています。
説明するほどに番匠塾が安っぽくなるのでこの辺で止めておきます。
本当にすごい塾なんですよ。
話がそれすぎた。
要点ですが、①『生徒一人一人にあった勉強をしてもらう』ことと、②『勉強方法を獲得して自分一人でも勉強していけるように環境を作っていきたい』ということと、③『パワーワードとして個別指導、自立学習という言葉を使いたい』と言うのが相まって、自立型個別指導という名前に落ち着くのです。
なので、個別指導塾がいいのか悪いのか、集団塾がいいのか悪いのかを議論するのと同じく、自立型個別指導塾がいいのか悪いのかを議論するのは無駄で、その塾がその生徒にあっているかどうかを個別に判断した方が前向きな姿勢になると結論付けます。
特定のカテゴリーを批判するのは、ネガティブ・キャンペーンであることが大半です。
個別指導塾の先生が『集団塾は個別に質問しにくい。』と言ったり、集団塾の講師が『個別指導は成績の低い奴が行くところだ。』と言うのがそうです。
これらは醜い争いですが、集客面で一程度の効果はあります。
発言している人の立場を考慮して、冷静に言葉を受け取り、自分で真偽を判断しましょう。