暗記方法のノウハウをまとめました。続きです。
学術的に正しいとされている方法です。
前半はこちら。
それでは続きです。
豆知識
夜寝ている間に記憶が整理整頓される。(レミニセンス)
勉強したことを覚えているうちに寝るのがベスト。
寝る前にゲームとか、自分へのご褒美でついしてしまいますが、良くないようです。
夜、寝る前の授業の方がお得なのか?
集中学習(一夜漬け)と分散学習では分散学習の方が忘れるスピードが遅い。
英単語を計6時間勉強したとして、1日に6時間勉強した場合(集中学習)と2時間ずつ3日に分けて勉強した場合(分散学習)では、分散学習の方が忘れるのが遅い。
新しい知識を身につけたいとき、1日にインプットする量が増えるほど、暗記効率が悪くなります。
テスト範囲が狭い定期テストの場合、一夜漬けで臨んでも翌日のテストでは点数が取れます。
テスト範囲の広い模試や入試の場合、一夜漬けでは情報量が多すぎてほとんど何も身につきません。1,2週間前から勉強を始めたとしても、何も手ごたえは感じないと思います。
受験勉強ではインプットは焦らず小分けにして継続的に勉強するよう心がけましょう。
同じ勉強量なら、土日にまとめて勉強するより、平日にコツコツ勉強した方が効率的です。
外発的動機を利用するのは有効な手段
頑張った時のご褒美をお子さんに用意してあげるのは成績を上げる有効な手段です。
『ご褒美がないと勉強しない子に育つのでは?』という危惧もありますが、ご褒美を止めてもその前の状態に戻るだけでリスクは少ないようです。(個人差あり)
得意な分野を先に伸ばしてあげると、全体的にもよく伸びる。(特恵効果)
得意なことを先にすると、やる気や集中力が高まって、全体にも影響する。
しっかりと基礎を身に着けてから少しずつ難易度を上げていった方が、最終的にははるかに早く習得できる。(スモールステップ法)
うちの勉強方法はこれが中心ですね。
基礎演習をできるようになるまで反復。出来たら次の難易度の問題をしてもらいます。
季節講習で復習するときにも重視しています。
一つのことを習得するとほかのことを学習する基礎能力も身につく。(学習の転移)
勉強したことだけでなく、勉強することによって、どうすれば効率的に学べるのかその勉強方法も学べるので、1つのことを深く学ぶと相乗的に成績が上がります。
恋愛感情は勉強には不必要
恋愛感情を持つと脳が恋愛感情に占拠されるようになります。
つまり、好きな人以外が脳から排除されます。
学校の勉強も排除されます。
東大・京大生は恋愛しなかったのだろうか?
中高生になると丸暗記より経験記憶が発達する
中高生は、理屈を教えて、同じ理屈が使えるものに活用させるようにした方がよい。
『丸暗記は出来るけれど、理屈を理解するのは苦手』なんていう小学生も中学生ぐらいから少しづつ変わっていくと思います。
大切なのは勉強時間の長さではなく、勉強への意欲と学習方法。
嫌々勉強しても効果は薄い。
分かっちゃいるけど、お子さんには少しでも勉強して欲しいですよね。
参考図書:受験脳の作り方