集中学習と分散学習

一夜漬けで勉強して取った点数はその人の実力を表していると思いますか?

一夜漬けでそれなりの点数が取れる人は、要領のいいひとだと思います。社会に出てからも、活躍の場は沢山あるとも思います。

 

一夜漬けでテストの点数が取れても、それで慢心してしまうと受験は思ったようにいかないかもしれません。

 

その根拠が『集中学習』と『分散学習』の効果です。

 

計5時間の勉強をする場合、長期的な記憶は

 連続5時間の勉強(集中学習)  5日間で1時間ずつ勉強(分散学習

となります。

 

ただし、テスト前日に連続5時間の勉強(集中学習)した場合は、集中学習した場合の方が良い結果となるようです。

そのため、定期テスト対策では集中学習(テストの前日の勉強量)も重要な役割を果たします。

 

しかし、長期的記憶の観点から言うと、5日間で1時間ずつ勉強(分散学習)の方が有利であるため、受験勉強に効果的なのは分散学習となります。

 

なので、受験勉強では

① 1教科を長時間勉強するより、1時間ごとに勉強する教科を切り替えた方が効果的

 

② 単語を暗記する場合

AAA… BBB… CCC… DDD… EEE…

と1つの語句を繰り替えして暗記するのではなく

ABCDE ABCDE ABCDE ABCDE … 

複数の語句を繰り返して暗記した方が効果的です。

 

テスト効果と並んで影響が大きい勉強方法なので、意識して利用しましょう。

 

参考図書:英単語学習の科学

 

他にも語源学習法など、効率的な英単語の暗記方法が紹介されています。

気になる方は読んでみるといいかもしれません。