教科ごとに勉強方法を変える必要があります。
【数学】
数学は前年度までに習った内容をある程度理解している前提で授業が進みます。
平均点未満の場合、前年度に習った内容を事前に復習しておくことが点数アップの秘訣になります。
学校のワークを使ってテスト勉強する場合、『テストで難問には手をつけない』前提で勉強した方が結果的に点数が伸びることが多いです。
難問を理解するために使った勉強時間は無駄になると考え、難問を避けて勉強しましょう。
勉強時間が点数に結びつかない場合、前年度までに習った内容の理解不足等、基礎に欠点を抱えていることが多いです。
平均+20点程度の場合、教科書の問題では簡単すぎて実力を養成できません。
学校側は絶対評価と言いつつも、通知表で評定4,5を大量生産するわけにはいかないため、簡単な問題だけでテストを構成するわけにはいきません。。
そのため、定期テストでは上位数%しか解けないような問題を用意しています。
通知表で評定4,5を争う生徒は、学校配布のワークに出題されている問題は解けるようにしてきます。
そのため、応用問題として学校配布のワーク以外の問題集からいくつか出題されます。
90点以上を目指す場合は応用問題を中心に勉強できる問題集を別に用意して勉強します。
【英語】
英語は、前ページまでにならった文法や単語・熟語を覚えている前提で次のページの授業が進みます。
テストもしかりです。
テスト範囲だけを一生懸命勉強しても、これまでに習った領域が不完全だと伸び悩むでしょう。
テスト勉強する場合、前ページの内容があいまいなら先に進まない方が勉強効率は高いかもしれません。
30点以下の場合、中1の早い段階で脱落していることが多く、今学校で習っている内容を勉強してもついていけません。
学校で習う内容は無視して、分からなくなったところまで戻って勉強しましょう。
また、英単語を暗記量が不足していることがほとんどなので、英単語を暗記しましょう。
平均以下の場合、やはり文法の理解に抜けがあることが心配です。文法を整理して説明してくれるテキストを使って復習しましょう。
単語も不十分だと思うので単語の暗記にも力を注ぎましょう。
平均+20程度以上の場合、学校のワークの2週目以降で簡単すぎると感じるようになったら、適語補充問題や語順整序問題は英語部分を隠して、即席の英作文問題にして解いてみましょう。
【国語】
『国語力(読解力)を短期間で向上することは難しい』というのが一般的です。
理由は2つ
①語彙力は生まれてから今日までに培ってきたものなので、一朝一夕では身につかない。
②読解力も同様。これまで読んできた文章の会話の量と質に依存する。
テストで点を取るためには、①授業で新しく習った内容の定着度を上げること、②国語力を時間をかけて構築することと、の2つが必要です。
①授業で新しく習った内容の定着度を上げる
学校の授業では主に漢字、文法、古典等の新しい知識を学びます。
(他にもあるけど、自力で対応できるのはこの辺ってことで。)
やはり、それまでに習った漢字や文法は既に身に着けている前提で授業が進みます。
定期テストのテスト勉強に限定した場合、点数を上げるには学校のワーク等の教科書準拠の問題集を解くことが一番の近道です。
間違えた問題を見直すことが一番重要で、なぜ、その答えになるのか納得できるようにしましょう。
他の科目同様、間違えた問題を投げっぱなしでは力が身につきません。
学校配布のワークだけでは足りない場合、市販の教科書準拠のワークも使用してみましょう。
漢字は出題される範囲が限定される上、暗記するだけで点になるため得点源になります。
また、漢字を含む語彙力は一生ものなので完璧にしましょう。
②国語力を時間をかけて構築する
本を読み、内容を要約できるようになることや、本の感想を人に伝えられるようにことが大事です。中3になってから慌てるのではなく早めに手をつけましょう。