スマホは包丁と同じという話

塾でスマホはOKか否か?賛否両方ある。
私はどちらかというと否定派。

一番正論だと思うのは、スマホも道具なので利用する人間によって便利にもなるし、弊害も発生しうるという話。

ただし、これを言う人は高校生の多い塾の塾長かなという印象。

高校生なら辞書代わりにスマホを持たせたり、映像授業をスマホで受講してもらうことも効果的かもしれない。

 

しかし、中学生ではどうだろう。

 

こんな経験をしたことがある。

卒業式直前(つまり、公立高校受験直前)にスマホを購入してもらった生徒が、塾に来なくなった。

何をしていたか聞いたところ、『ずっとスマホをいじっていた』という返事が来た。

アホダロ、オマエ。ジュケン、1シュウカンマエダゾ?

という言葉が、のどから出かかって、止まらずそのまま口から飛び出ました。

本人は笑っていました。

結果的に第一志望の高校に合格しましたが、私は冷や汗を流しました。

 

これは極端な例かもしれません。

しかし、スマホはテスト前の貴重な勉強時間を簡単に食い尽くします。

 

昨今では、中学生の大半の生徒がスマホを所有しています。

なので、本当にスマホが必要な生徒以外は塾に持ってこないようにお願いしています。

生徒によっては、テスト期間中はゲーム機やスマホを保護者に預った方がよいと思います。