塾長として生徒を見ていて思うことです。
子供はご自身が思うよりご両親のことを見ています。
自身のお子さんの目の前で、『うちの子は記憶力が悪いので・・・』なんて言ってしまったことありませんか。
『私は昔、数学が苦手だった。』
そんな言葉に記憶はありませんか?
『うちの子は記憶力が悪いので・・・』
なんて言おうものなら、子供はその通りに振舞おうとします。
『私は昔、数学が苦手だった。』なんて言おうものなら、子供は『親が数学苦手なら、私も数学が苦手でも仕方ない。』と思ってしまいます。
親が学校の文句を言えば、子供は学校の先生の言うことを聞かなくなり、親が塾や習い事の先生の文句を言えば、子供も塾や習い事で先生の言うことを聞かなくなります。
親は子供にとって絶対的な存在です。
『親の言うことは聞かないが、先生の言うことは聞く』なんてことはありません。
あなたが先生の言うことを信用しているから、子供も先生のことを信用しているのです。
子供は親の言うことに忠実に従い、親のすることを忠実に真似ているのです。
なので、ご自身が本を読まないのであれば、子供に読書習慣を身に着けさせるハードルは高くなります。
ご自身が勉強している姿を見せていないのであれば、子供に勉強習慣を身に着けさせるハードルは高くなります。
子育てが大変で、そんなヒマないよとおっしゃるのであれば、ご自身のガンバっている姿をお子さんに見せてあげてください。
まぁ、この場合はお子さんに伝わっていると思いますが。
母子家庭で『もったいないな』と思うのは、お母様の努力がお子さんに伝わっていないことが多いことです。
お母様の頑張りがお子さんに伝わっているご家庭では、生徒も頑張り屋さんな気がします。
ちなみに、ある御家庭ではお父様が昔の自分の話を息子に聞かせるそうで、話の目的は『努力することでこんなことが達成できた』と言い聞かせること(だと思う)。
本当は努力することの大切さを伝えたいはずなのに、それを聞いて息子が思ったのは『自慢話がウザい。』?!!
年頃の男の子ってムズっ!!
息子にとって父親はライバルなのかもしれませんね。
それでも、子供にとって父親と共有する時間は重要です。(当たり前か。)
wikipediaってこんなことも書いてあるんですね。
『母親の役割』ってページはなかったです。残念。
私も生徒に『暗記が苦手なんだね。』って言ってしまっているなぁ。
暗記が苦手になるようなことを後押ししているかもしれない。
言葉に気をつけよう。