なぜ勉強するのか?
大人になっても難しい問題だ。この疑問に行き着いた方に、この本をお勧めしたい。
この本から学ぶことは本当に沢山あるが、2つだけ抜粋した。
『勉強という道具は「自分を磨くため」「人の役に立つため」という2つの目的のために使ってはじめて、正しい使い方をしたと言える。』
『あなたが勉強しなければ困るのは、あなたではなく、将来あなたと共に生きる人なんです。』
テストのために勉強するわけではない。
テストがないと甘えて勉強しなくなるからテストがある。
テストは日々の努力の成果を確認するためにある。
勉強はただの道具である。
「将来、役に立つかどうか分からない道具の使い方を学べ」と言われても、やる気にならないという意見はあると思う。
一見、大半の人間にとって将来の何の役にも立たなそうに見える『音楽』や『美術』を必須科目として扱うにも理由があり、後世に文化・芸能を伝えていきたいという目的や、モラルや感受性を育てたいという目的がある。
科目ごとに学ぶべき目的があり、それを身に着けることで自分自身を磨くことができる。
『勉強する』という行為は学業だけにとどまらない。
例えば、お母様方は日々、料理の腕を磨いている。
『勉強する』とは常に今いるところより少し上を目指すことを指す。
テニスをしているなら、上級者のプレイをみて学ぶことがあるだろう。
学業も同じだ。今より高いところを目指し、その中で少しづつ自分を磨いてほしい。