塾が狙う予習の効果は
① 授業態度の改善と、定期テスト対策による内申点向上
② 授業が理解できることで、自信をつけること
でした。
注:この記事は成績上位10%以上は想定していません。
純粋に学力向上を考えた場合はどうでしょうか?
予習の効果
① 分からない場所を事前に確認し、授業で解消できる。
② 授業を理解できるようになることで自信につながる
漠然としているので、各教科ごとにすべきことを補足しますと、
国語:
授業の事前に学校配布のワークを解いて、間違えた場所を中心に授業を聞くようにすると理解が深まります。
新出漢字も抑えておくと、授業中に理解が滞ることがなくなります。
数学:
授業を理解できるだけの下地ができているかどうか確認できると良いです。
連立方程式を習う前に、方程式は問題ないか?
一次関数を習う前に、比例は大丈夫か?
個別指導塾なら、新しい単元に入る際にそれとなく確認しますね。
英語:
授業までに新出の英単語・熟語を暗記しましょう。
これが出来ていると授業の理解が格段に進みます。
その単元で教科書に書かれている単語は全て意味が分かるようにしてください。
分からない単語がない状態であることが重要です。
余裕があれば、教科書の和訳。さらに余裕があれば、英訳。
和訳・英訳が出来なかったところを重点的に授業で聞きます。
ここまでできれば、定期テストで95点取れますね。
理社:
予習するのであれば、Youtubeでもいいので映像授業で大まかな流れをつかむといいと思います。
予習せず、復習のみでも影響は少ないと思います。
理科は予習した方が理解が進む単元もありますが、生徒が自分でその単元を狙い撃ちするのは無理でしょう。
さて、次は
復習の効果
① 理解不足の領域をあぶりだせる。
② 分からなかったところを理解しなおせる。
③ 繰り返し学習することで理解(記憶)が定着する。
普通の人はテスト勉強でしていることですね。
①②が不要という天才以外は復習は必須です。
以上から、復習は必須、予習は推奨、です。
勉強効率を最大化しようと思った場合、予習はした方がいいです。
特に漢字・熟語や英単語・英熟語等、語彙力で授業の理解度に雲泥の差が出ます。
余談ですが、たまに、『塾で全部理解できるから学校いらない。』といっている生徒がいます。
ありがたい言葉ではありますが、塾は学校の授業を中心にカリキュラムを考えています。